滅多に本を買わない30代後半おっさんが、定期的に読み返す13タイトル
つまらないと思った瞬間本を閉じ、すぐブックオフで売ってしまう私が、手元に置き読み返しているもの。
20代の頃は何冊か自己啓発本を読んだが、自分にその類の本は不必要なことに気がつくだけだった。
『魔法のコンパス 道なき道の歩き方』西野亮廣
最初読んだときは目から鱗の連続。
「SNSは拡散装置でなく、1対1でコミュニケーションするもの」と書いていることが、実際に行動した結果であるのが凄い。
2015年に岡田斗司夫ニコ生にて岡田氏と対談。
『大人の常識 ビジネス法則大全』
綺麗に情報整理された紙面が読みやすく、イラストも豊富なのですぐに理解できる。
ふとしたときに読み返すことで、関係ないと思われる事柄に気づきを得られるのが嬉しい。
『結婚しない男たち 増え続ける未婚男性「ソロ男」のリアル』荒川和久
「あ、自分のことだ」と思い衝動買いしたら、予想以上に面白かった。
- 社会の規律や常識・礼儀作法を重視する
- 女性よりもスイーツ大好き、コンビニを一番利用している層
- 消費意欲はすこぶる高いのに、マーケティング対象から外されている
こちらも岡田斗司夫ニコ生での対談映像あり。
『食事を正せば、病気、不調知らずのからだになれる ふるさと村のからだを整える食養術』秋山龍三/草野かおる
慢性的な体調不良が続いているときに、食事内容を見直すキッカケをくれた一冊。
「無理して健康食を続けるとストレスになる。肉でもスイーツでも、食べたいものがあるときは我慢せず食べよう」
というちょいユル感もあり、一度やってみようかなと背中を押してくれた。
『なるほどデザイン』筒井美希
著者とMdN編集部のセンスが抜群。
中型サイズのため手に取りやすく、暇なときにパラパラめくるだけでも楽しい。
『ユリイカ ソーシャルゲームの現在 ― Pokemon GOのその先』2017年2月号
コンテンツ量が人間の生活時間を圧倒的に上回る現代社会、ポケモンGOと前身であるGoogle・Ingressは、
「エンディングのない拡張現実」を作り出し大衆を取り込むことに成功した。
19世紀頃のヨーロッパでは、人々がミュートスコープに夢中になり社会問題化していたなど、歴史の勉強にも。
『WIRED』VOL.25
経済学者・岩井克人氏のビットコインに対する指摘が興味深い。
「ビットコインは、たとえ一時的には上手くいっても、長期的には必ず崩壊する運命をもっているのです」
『エヴァンゲリオン解読 新版 そして夢の続き』北村正裕
過去公式に発表された映像・画像・テキスト・関係者発言等を基に考察を展開していくため、説得力のレベルが段違い。
零号機コアと参号機コアに対する考察はお見事。
『病む月』唯川恵
唯川氏、そして私の出身地である石川県金沢市を舞台にした、1998年の短編小説集。
80年代~90年代頃、土日のお昼頃に放送していた上質な60分ドラマを見ているような感覚。
川面を滑る風はどこへ行ったのか。
なぜ夫にも夏の少女が〇〇〇のか。
『夜廻り猫』深谷かほる
8コママンガを基本とした1話読み切りで、全体が繋がっている。
生きることに疲れてしまったら、心の良薬に。
『blue』魚喃キリコ
初めて読んだときは泣いた。
高校卒業が迫る1999年1月頃、金沢駅前の大型書店で表紙に惹かれ購入した記憶が。
退屈な日常が終わりを迎え、それぞれの進路を決める主人公たち。
クライマックスシーンの切なさは、オサレ系少女マンガの最高峰。
『幽遊白書』冨樫義博
連載していた週刊少年ジャンプは当時200円前後。
毎週200円をおねだりするたび、母親が苦笑いしていたのを覚えている。
ハンターハンター「念能力」の原型と思われる、魔界突入前の「能力者」たちが好きだった。
『ハンター×ハンター』冨樫義博
私が高校に進学した、1996年に連載開始した記憶が。
幽遊白書が終わりレベルEを発表した後、それらを上回る面白さで子供心に凄いなと思った。
キルアの父とじいちゃんが、団長と戦う幻影旅団編が好き。
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