滅多に本を買わない30代後半おっさんが、定期的に読み返す13タイトル

つまらないと思った瞬間本を閉じ、すぐブックオフで売ってしまう私が、手元に置き読み返しているもの。

20代の頃は何冊か自己啓発本を読んだが、自分にその類の本は不必要なことに気がつくだけだった。

 

魔法のコンパス 道なき道の歩き方

キングコング・西野亮廣氏が、「西野流イノベーションの起こし方」をまとめた一冊。
最初読んだときは目から鱗の連続、なんて頭が良い人だろうと思った。

注目の集め方、人がお金を払いたくなる仕掛け、その場に行きたくなる心理的効果など、普段の喋り口調で出し惜しみ無く披露。
「SNSは拡散装置でなく、1対1でコミュニケーションするもの」と書いていることが、実際に行動した結果であるのが凄い。

西野氏は私と同じ1980年生まれ。
2015年に岡田斗司夫ニコ生にて岡田氏と対談、本の内容を結構話している。


 

大人の常識 ビジネス法則大全

綺麗に情報整理された紙面が読みやすく、イラストも豊富なのですぐに理解できる。
ふとしたときに読み返すことで、関係ないと思われる事柄に気づきを得られるのが嬉しい。

Webサイト制作にそのまま通じる法則もたくさん。

  • レスイズモアの法則 … 複雑化するより単純化する方が難しい -> コンテンツてんこ盛り
  • マジカルナンバー7 … 人の記憶力はせいぜい7つが限界 -> 関連記事ズラー
  • ランスの法則 … 上手くいっているなら下手にさわるな -> 改悪リニューアル

 

結婚しない男たち 増え続ける未婚男性「ソロ男」のリアル

博報堂・荒川和久氏がリーダーを務める、プロジェクト調査結果をまとめたもの。
「あ、自分のことだ」と思い衝動買いしたら、予想以上に面白かった。

  • 社会の規律や常識・礼儀作法を重視する
  • 女性よりもスイーツ大好き、コンビニを一番利用している層
  • 消費意欲はすこぶる高いのに、マーケティング対象から外されている
  • あまのじゃくなのに、褒められたいし見て欲しい

こちらも岡田斗司夫ニコ生での対談映像あり。


 

「食事」を正せば、病気、不調知らずのからだになれる ふるさと村のからだを整える「食養術」

慢性的な体調不良が続いているときに、食事内容を見直すキッカケをくれた一冊。

現代病は肉・砂糖・油の過剰摂取が原因、反して健康維持に必要な塩・カルシウム・繊維・豆類などが著しく欠如していると指摘。
食と栄養の知識だけでなく、イラスト付きのレシピが掲載されており、パラパラめくるだけで楽しい。

「無理して健康食を続けるとストレスになる。肉でもスイーツでも、食べたいものがあるときは我慢せず食べよう」というちょいユル感もあり、一度やってみようかなと背中を押してくれた。

 

なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉

とってもオシャレなのに勉強になる1冊。
著者・筒井美希氏とMdN編集部のセンスが抜群で、紙面のスタイリッシュさとデザイン方法論のわかりやすさは、他の追随を許さない。

大型ではなく中型サイズのため手に取りやすく、暇なときにパラパラめくるだけでも楽しい。

 

ユリイカ 2017年2月号 特集=ソーシャルゲームの現在 ―『Pokemon GO』のその先―

写真が異様に少ない文字だらけの号なのに、多くの示唆に富み最後まで読んでしまった。

コンテンツ量が人間の生活時間を圧倒的に上回る現代社会、ポケモンGOと前身であるGoogle・Ingressは、「エンディングのない拡張現実」を作り出し大衆を取り込むことに成功した、という指摘が興味深い。

19世紀頃のヨーロッパでは、人々がミュートスコープに夢中になり社会問題化していたなど、歴史の勉強にも。

 

WIRED VOL.25

スタイリッシュな紙面で展開される、ブロックチェーン技術の現状と期待。
海外ベンチャーの例は、フリーランスとして生きる私に気づきを与えてくれる。

経済学者・岩井克人氏のビットコインに対する指摘は、今後重要なものとなるだろう。
「ビットコインは、たとえ一時的には上手くいっても、長期的には必ず崩壊する運命をもっているのです」

 

エヴァンゲリオン解読 新版―そして夢の続き / 北村正裕

知的興奮に満ちた一冊。
過去公式に発表された映像・画像・テキスト・関係者発言等を基に考察を展開していくため、説得力のレベルが段違い。

零号機コアと参号機コアに対する論理構築は、考察・推察のお手本とも言える完成度。
同系解説書の中では間違いなくナンバーワン、エヴァンゲリオン好きなら絶対読むべき。

 

病む月 / 唯川恵

唯川氏、そして私の出身地である石川県金沢市を舞台にした、1998年の短編小説集。
小説に興味がなく、過去面白かったのは村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』、江國香織『東京タワー』くらいの私が、年末になると読み返したくなる一冊。

女の嫌らしさ、一夜の秘め事、夏の夕暮れ、あっと驚くどんでん返し。
金沢の情景描写と共に、グイグイ読ませる独自性は唯一無二。

恋愛小説家らしい軽めの文体と、人間の業を浮き彫りにする硬質な文体が、絶妙なバランスで融合していて凄い。
その後21世紀初頭に『肩ごしの恋人』で直木賞を受賞。

 

夜廻り猫 / 深谷かほる

深谷氏がtwitterで発表したものに、新規エピソードや新作イラストなどを追加。
8コママンガを基本とした1話読み切りで、全体が繋がっている。

最初読んだときは、忘れている感情を思い出し落涙を堪えるのに必死だった。
生きることに疲れてしまったら、心の良薬として。

 

blue / 魚喃キリコ

海辺の女子校が舞台、初めて読んだときは泣いた。
高校卒業が迫る1999年1月頃、金沢駅前の大型書店で表紙に惹かれ購入した記憶が。

退屈な日常が終わりを迎え、それぞれの進路を決める主人公たち。
クライマックスシーンの切なさは、オサレ系少女マンガの最高峰。

山間にある高校に通っていた私はシンクロしまくり、その後の人生観に大きな影響を受けた。
背景の少ない余白だらけの絵が、90年代後半の空気を閉じ込めている。

 

幽遊白書・ハンター×ハンター / 冨樫義博

blue同様、私の人格形成に多大な影響を与えた冨樫氏の2大タイトル。

幽遊白書は、私が小学校高学年だった90年代前半に『週刊少年ジャンプ』で連載を開始。
当時ジャンプは200円前後、毎週母親に200円をおねだりし苦笑いさせていたのを思い出す。

魔界突入前に仙水が登場し、蔵馬が同級生とゲーム対決するとこ辺りが好き。
キャラは幽助、蔵馬、幻海、コエンマ、戸愚呂弟、天沼月人、躯が好き。

HHは高校1年の1996年に連載開始した記憶が。
レベルEを読んだ直後で期待が膨らんでいる状態、でもそれを上回る面白さで子供心に凄いなと思った。

休載・遅筆を叩かれる富樫氏だけど、私はあまり気にならない。
キルアの父・じいちゃんが団長と戦う幻影旅団編が好き。

キャラはキルア、レオリオ、ノブナガ、センリツ、ネフェルピトー、ジンが好き。

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